Trace File Analyzer(TFA)に含まれている oratop コマンドを使ってみた

この記事は JPOUG Advent Calendar 2016 の11日目のエントリです。

昨日の記事は Takahiro YAMADA さんの WebLogic Server 12.2.1に密かに追加されたクラスデータ共有機能 でした。

最近、業務として Oracle Corporation 以外のベンダーが提供している監視ツールに触れることが多かったのですが、Oracle 純正の機能も比較材料として検証していました。その際におもしろいと感じたツールをご紹介させていただきます。

11.2.0.4 以降の Grid Infrastructure の環境であればデフォルトでインストールされている Trace File Analyzer(TFA) という機能がありますが、この中に含まれている oratop コマンドを使ってみました。

環境:

  • OS: Oracle Linux 6.7 x86-64
  • DB: Oracle Database 12.1.0.2(2node RAC)

oratop は OS の top コマンドライクな表示形式で、Oracle Database で現在発生している待機イベントや OS の負荷情報などを確認できます。Statspack の Top 5 Timed Events をほぼリアルタイム(正確にはデフォルトで5秒単位)で監視できるツールです。コードは C で作成されており、OCI 経由で SQL を発行して表示しています。

この top ライクな表示画面だけでも待機イベントの状況やプロセス、SQL の情報などが確認でき監視ツールとしてはかなり使えるのですが、この画面から x とキーボードから入力すると SQL ID の入力を促され、SQL の実行計画を確認することができます。

また、 t とキーボードから入力すると、以下のように 表領域の使用状況を確認したり

a とキーボードから入力することで、ASM ディスクグループの情報も表示することができます。

 

これらの機能だけで Oracle Database に関する監視で重要な項目は監視できそうです。また、top コマンドと同じようにバッチモードなども用意されており、テキストに出力しておけば後から参照するという使い方もできます。さらに Grid Infrastructure の環境だけではなく、MOS よりダウンロードすることでシングル環境にも導入することができます。他にも TFA で使えそうなツールがいくつか含まれていましたがそれは次回以降説明していきたいと思います。

是非みなさんも一度 oratop 使ってみてはいかがでしょうか。

明日は charade_oo4o さんです。どうぞよろしくお願いいたします。

r3negis

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株式会社コーソルで Oracle Database と MySQL のサポートをメイン業務としています。本サイトの投稿内容は私個人の私的な見解であり、所属企業・部門見解を代表するものではありません。

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